年齢を重ねると「体力が落ちた」「ちょっと歩いただけで疲れる」と感じることが増えてきます。
70代では、健康寿命を意識し始める方も多いのではないでしょうか。
無理なく続けられて、多くの健康効果が期待できる運動として注目されているのが「スロージョギング」です。
この記事では、スロージョギングの基本やウォーキングとの違い、シニア世代におすすめの理由、安全に始めるためのコツ、習慣化のヒントまでわかりやすくご紹介します。
「体に負担をかけずに、できることから始めたい」と考えている方にぴったりの内容です。
※『スロージョギング』は一般社団法人日本スロージョギング協会の登録商標です。
スロージョギングとは?ウォーキングとの違いと注目の理由

スロージョギングは、歩くスピードと同じくらいのペースで走る運動です。
見た目には小走りのように見えますが、ポイントは「歩幅を小さく」「足の裏全体で柔らかく着地」することです。
ウォーキングとの違いは、瞬間的に両足が地面から離れること。
これによって運動強度がわずかに上がり、消費カロリーも増えます。それでいて膝や腰への負担が少なく、運動習慣のない高齢者でも始めやすいのが特徴です。
70代になって「何か運動を始めたいけれど、激しいのは無理」という方にこそ、スロージョギングはおすすめできる健康習慣です。
70代におすすめな理由!スロージョギングの3つの健康効果

スロージョギングは、全身の健康に好影響を与える運動です。
70代におすすめの理由として次のような3つの健康効果があります。
心肺機能の向上
まず一つ目の効果は「心肺機能の向上」です。
軽い運動強度で呼吸を使うので、無理なく心臓と肺を鍛えることができます。
この運動は、走っている最中も会話ができる程度のペースで行えるため、無理な負荷がかかりません。それでも有酸素運動としての効果は高く、継続することで血流が良くなり、動脈硬化や高血圧の予防にもつながります。
年齢とともに心肺機能が低下しがちな70代以降の方にとって、スロージョギングは安全かつ効果的な選択肢と言えるでしょう。
日々の生活に無理なく取り入れられるのも魅力のひとつです。
下半身の筋力アップ
次に「下半身の筋力アップ」です。
特に太ももやふくらはぎなど、転倒予防に重要な部位を自然と使うため、歩行の安定感が増します。軽い運動強度で呼吸を使うので、無理なく心臓と肺を鍛えることができます。
足を繰り返し使う動作によって、筋肉だけでなく関節の柔軟性も高まり、日常動作がスムーズになります。
階段の上り下りや立ち座りが楽になるのはもちろん、外出の意欲も高まります。
加齢とともに筋力が落ちやすい下半身を、楽しみながら強化できるのがスロージョギングの魅力です。
継続することで、転倒によるケガのリスクも減らすことが期待されます。
脳の活性化
そして三つ目は「脳の活性化」。
リズム運動はセロトニンという脳内物質の分泌を促し、うつや不眠の改善にもつながるとされています。
日常の延長として楽しめるのに、これだけの効果があるのは驚きです。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、感情の安定や心のバランスに深く関わっています。
スロージョギングのような一定のリズムで繰り返す運動は、その分泌を自然に促進する効果があり、気持ちが前向きになりやすくなるのです。
ストレスが多い現代において、心と体の両面に作用するこの運動は、まさに“生活習慣の中に取り入れたい脳トレ”といえるでしょう。
始める前に知っておきたい!安全に続けるためのポイント
スロージョギングは、無理なく続けることで効果を発揮します。
始める前に大切なのは「正しいフォーム」と「自分に合ったペース」です。
姿勢は背筋を伸ばし、歩幅は10〜20cm程度に抑えるのがポイント。
着地はかかとではなく足の指の付け根あたりを意識しましょう。
週に2〜3回、1回10分程度からスタートすれば十分。
持病がある方や、膝・腰に不安がある場合は、必ず医師に相談したうえで取り組むのが安心です。
無理せず、自分の体と相談しながら進めることが何より大切です。
スロージョギングを習慣化するコツ
運動は「続けてこそ意味がある」もの。
スロージョギングを日課にするには、いくつかのコツがあります。
まずおすすめなのが、運動した日をカレンダーに〇をつけたり、歩数や時間を簡単にメモしたりすることです。
数字で変化を実感できると、モチベーションが高まります。
家族や友人に「続けてるよ」と話すことで、自分の中での意識も高まります。
お気に入りの音楽を聴きながら走るのも、楽しみをプラスする工夫です。
毎日でなくても大丈夫。気負わず、楽しく続けることを目指しましょう。
シニア世代に人気!おすすめスロージョギンググッズ
70代でも快適にスロージョギングを楽しむには、体にやさしいアイテムを選ぶことが大切です。
まず注目したいのが、クッション性に優れたシニア向けランニングシューズ。
膝や腰への負担を和らげてくれるので、長く続けたい方には必須です。
活動量計や歩数計もおすすめ。今日の運動量がひと目でわかり、「もう少し頑張ろう」という気持ちにもつながります。
暑さや寒さ対策には、吸汗速乾のウェアや帽子、ネックウォーマーなどもあると便利。
無理せず、快適に続ける工夫が健康への第一歩です。
スロージョギングのよくある質問Q&A
スロージョギングについてよくある質問についてまとめてみました。
Q1. 毎日やらないと効果がありませんか?
A. いいえ、週に2〜3回のペースでも十分効果があります。
スロージョギングは「継続すること」が大切です。
最初は週2〜3回、1回10〜15分程度から始めて、慣れてきたら徐々に時間を延ばしていくのが理想です。
体への負担も少ないため、無理なく習慣化できます。
Q2. 高血圧や膝痛があってもやって大丈夫ですか?
A. 医師に相談のうえで、負担の少ないペースから始めれば可能です。
スロージョギングは軽い有酸素運動なので、多くの高齢者が取り組めます。
ただし、持病がある方や膝・腰に不安がある方は、事前に医師と相談することをおすすめします。
痛みがある場合は中止する判断も大切です。
Q3. どんな服装や靴が適していますか?
A. 通気性の良い運動着と、クッション性のあるシューズがおすすめです。
特別な装備は必要ありませんが、足腰を守るためにはランニングシューズのようなクッション性のある靴が望ましいです。
服装は季節に応じて調整し、吸汗速乾素材のウェアや帽子があると快適に続けられます。
Q4. 雨の日や暑い日はどうすればいいですか?
A. 室内での足踏み運動や軽い体操に切り替えるのが良いでしょう。
天候が悪い日は無理をせず、自宅でできるストレッチや足踏み運動に置き換えてもOKです。
また、ショッピングモールや公共施設の屋内通路など、安全に歩ける場所での実践もおすすめです。
Q5. どれくらいで効果が感じられるようになりますか?
A. 早い人では2週間ほどで体力の変化を感じる方もいます。
個人差はありますが、続けることで徐々に体が軽く感じたり、息切れしにくくなったりといった変化が見えてきます。
心と体に無理のないペースでコツコツ取り組むことが、効果を実感する近道です。
まとめ|70代でも「今日からできる」スロージョギング
スロージョギングは、年齢を問わず、誰でも始めやすい運動法です。
70代の方にとっては、無理なく体力を維持し、健康寿命をのばすための強い味方になります。
心肺機能の改善、下半身の筋力アップ、脳の活性化など、体も心も元気にしてくれる効果が期待できます。
特別な道具や環境も必要なく、今日からでも自宅のまわりで始められるのが大きな魅力です。
「体力に自信がない」「何から始めればいいかわからない」と感じている方こそ、スロージョギングは最初の一歩に最適です。
健康な未来の自分のために、小さな一歩を踏み出してみませんか?


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